ノンシリコンシャンプーに注目が集まり始めのはいつ頃からだったでしょう。シャンプーはノンシリコンじゃなきゃダメ!みたいな風向きと言うか。
でも、本当にノンシリコンシャンプーのほうが良いの?というのは正直ずっと疑問に思っていました。
40歳になった頃から白髪が急に目立つようになってきて、髪質も変わったように感じていたので、いつもお世話になっている美容師さんに聞いてみました。
ノンシリコンにこだわる必要はない
美容師さんから最初に返ってきた言葉は、
「別にノンシリコンにこだわる必要はないですよ(あっけらか~ん)」

え?そ、そうなんだ…こだわらなくていいのか(苦笑)
どうもノンシリコンだから良い!シリコンが入ってるから悪い!という流れになってきているような感じがしますが、ここにこだわりすぎるとかえって逆効果とのこと。
ひとつの流行りなんですよ。少し前にはオイルシャンプーも注目されましたよね。これも結局流行りで、そのうちまた違うものが出てくるはずです。
とも。
ですが、シリコンが入っているシャンプーは毛穴が詰まるからよくないって聞いたことありませんか?そのことも聞いてみました。
シリコンが悪いのではなく必要ない
確かに、プロの美容師さんが使うシャンプーはノンシリコンのものが多いみたいですが、その美容師さんがノンシリコンのものを使用されているのは、シャンプーにシリコンは必要ないという考え方からなんだそう。
シリコンが悪いということではなくて必要ないということ。毛穴が詰まるということも考えにくいとのことでした。
ノンシリコンシャンプーが流行る前のことをみんな忘れてるんですよ。髪の毛がとても綺麗な人って前からたくさんいたでしょ?ノンシリコンにこだわるより、自分の髪に合うシャンプーを見つけるほうが大切。
と力説されてましたね。
美容院で使用しているシャンプーとトリートメントのこだわりについてとか、結構延々と聞かされました(笑)
やはり美容師さん。髪へのこだわりは相当なもの。だからこそ、安心してお任せしているのですが^^
シリコンが入っていてもいい?
そもそもシャンプーに入っているシリコンの役割というのは、洗う時に指通りをよくするもの。
なので、コーティング剤であるシリコンが入っていないノンシリコンシャンプーは、洗い流した後にきしむという意見が多いですよね。
ノンシリコンにこだわる必要がないのなら、指通りの良いシリコン入りのシャンプーのほうがいいのでは?と素人としては思ってしまうのですが、それはそれでまた違うのだそうです。
実はシリコンが入っているシャンプーのほうがいい?


シリコンが入っているシャンプー。
そのシリコンの役割というのは、指通りをよくするという目的である場合が多いそう。いわゆるコーティング剤です。
シリコン入りのシャンプーで洗った後は、何だか髪の毛がツルツルしていますよね。逆にノンシリコンシャンプーで洗った後はきしみが気になるという意見が多かったりします。
美容師さんの言うようにノンシリコンにこだわる必要がないのであれば、指通りが良いシリコン入りシャンプーのほうが洗う時もスムーズでいいのでは?と思ってしまうのですが、そうではないみたいです。
確かに指通りはよくなるのですが、目的はそれだけなので必要ないものだとも言えます。
ことりがお世話になっている美容師さんがシャンプーにシリコンは必要ないと考えているのは、こういった理由からみたいです。
シャンプーはあくまでも髪や頭皮を洗うもの。
それと、シリコンはコーティング剤なので、パーマ液やカラー剤はもちろん、お客様の髪をケアするために使用するものが浸透しにくくなるからということもあるとのこと。
とすれば、私たちがシャンプーの後に使用するトリートメントも浸透しにくいということになるわけですよね。
そして、あと1点。シリコンが合わない人もいるからなんだそうです。
ここまでの美容師さんのお話しをまとめてみると…。
- ノンシリコンがいい!とされているのはひとつの流行り
- シリコンは悪いものではない
- シリコンで毛穴が詰まるということは考えにくい
- シャンプーにシリコンは必要ない
- シリコンはコーティング剤なのでシャンプー後に使用するケア成分が浸透しにくくなる
- シリコンが合わない人もいる
結局のところシリコンが入っているシャンプーがいいのか、ノンシリコンシャンプーがいいのかということになるのですが、ことりの結論はというと。
どちらのシャンプーを選ぶべき?
上記にまとめたことを見て、やはりノンシリコンのほうがいいのかなと。だた、今までの考えとはかなり違っています。
まるで、シリコンが髪や体に悪いもののように思ってノンシリコンシャンプーにこだわってきたのですが、そうではなく、シャンプー後のトリートメントやヘアケア剤が浸透しにくくなるのが嫌だから。
シャンプーにシリコンは必要ないものであるなら、トリートメントの効果などが薄れるのにわざわざシリコンが入っているシャンプーを使う必要はないのかなと思います。
トリートメントに入っているシリコンはどうなの?
ノンシリコンにこだわってきたけれど、正直、ことりの場合はノンシリコンシャンプーよりもシリコンが入っているシャンプーのほうが髪に合っているような気がしていました。
どうしても忘れられないシャンプーがあるのですが、それはノンシリコンではありません。でもそれは、シャンプーではなくトリートメントのシリコンに秘密があったようなんです。
シャンプーにシリコンは必要ない でもトリートメントには…


ノンシリコンに注目が集まり始めてからというもの、トリートメントもノンシリコンじゃなきゃ!みたいな見方がされている傾向がないですか?
でも一概にそうとは言えないようです。
私はこれまでいろいろなシャンプーとトリートメントを試してきました。ノンシリコンが注目されはじめてからというもの、ノンシリコンにこだわって自分に合うシャンプーを探してきたというか。
でも、正直、ノンシリコンシャンプーよりもシリコンが入っているシャンプーのほうが、自分の髪に合っているような気がしていました。
髪を乾かした後の手触りにしても、髪のツヤにしても、頭皮の状態にしても、ノンシリコンシャンプーの中では「これだ!」と納得できるものがほとんど無い状態。
そのことも美容師さんに聞いてみました。
シリコンって何かすごく悪者的な存在になっていますけど、そうではないんですよね。もともとシリコンは悪いものじゃないですし、髪質によってはシリコン入りのトリートメントを使ったほうがいいという人もいますから。
ことりの場合は、髪が広がりやすく落ち着きがないのでシリコンが入ったトリートメントのほうが合う。ただし、頭皮の状態がいいのは(私の髪は広がりやすいですが、頭皮の状態はと~っても良いそう)シリコンのおかげというわけではないでしょうとのことでした。
シリコンについては賛否両論あるみたいですが、その美容師さんは、
シリコンは悪いものではないけれどシャンプーには必要ないもの。でも、トリートメントの場合は髪質による。という考えのようです。
その考え方をどう捉えるかは人それぞれだと思うのですが、私は激しく納得しました。
確かに私がこだわり続けたノンシリコンシャンプーはどれもセットのトリートメントもノンシリコンのものでした。
シリコンが入ったシャンプーのほうが自分の髪に合っているように思っていたのは、シャンプーではなく、シリコンが入ったトリートメントが合っていたということなのかもしれないですね。
シリコンが入ったトリートメントのほうが髪が落ち着くのはどうして?
この答えは簡単なことで、シリコンはコーティング剤なので髪に皮膜をつくります。なので髪が若干重くなります。
私のように髪が広がりやすく落ち着きがない人は、シリコンが入ったトリートメントのほうがツヤも出て髪がまとまりやすくなる場合が多いみたいです。
逆に、髪にボリュームが少なくふんわりとした感じにならない!と悩んでいる人はノンシリコンのほうが良いとのこと。
注意点として、シリコン入りのほうが髪質に合っている場合でも人によってはシリコンで肌荒れを起こしてしまうこともあるそうです。
ここではノンシリコンとシリコン入りのみに注目していますが、シャンプーもトリートメントも本当にいろいろな商品が販売されていますよね。含まれる成分もさまざま。
ノンシリコンかシリコン入りかだけではなく、その他の成分にも目を向けることも大切なのかなと思います。
ひとつの流行りなんですよ。少し前にはオイルシャンプーも注目されましたよね。これも結局流行りで、そのうちまた違うものが出てくるはずです。
ノンシリコンシャンプーが流行る前のことをみんな忘れてるんですよ。髪の毛がとても綺麗な人って前からたくさんいたでしょ?ノンシリコンにこだわるより、自分の髪に合うシャンプーを見つけるほうが大切。
美容師さんがおっしゃった2つの言葉に、とても納得させられました。
シャンプーやトリートメントに限ったことではないですが、何かが注目されると、さもそれを使えば大丈夫!みたいに考えがち。
そういった流行りに流されず、本当に自分に必要なのか、合っているのかを見極めることが大切なんですね。
それにしても、熱く熱く髪の毛について語る美容師さん。ずっとこの美容師さんにお任せしたいと思ったことりなのでした。